臨床遺伝専門医資格更新 Clinical geneticist

はじめに

専門医の認定期間は5年間です。専門医の資格取得後も5年毎に資格更新をしなければなりません。資格更新には研修記録簿の提出が義務付けられています。提出前にコピーの保存をお願いします。

更新要件

次の各号に定めるすべての資格条件を具えているもの

  1. 一般社団法人日本専門医機構が定める基本領域(19領域)の専門医資格を保持していること。
    →満たしていない場合には更新ができませんので、「認定登録医」の申請をご検討ください。
  2. 更新の申請時において4年以上引き続き臨床遺伝専門医であること。
  3. 5年間に取得すべき総単位数は100単位以上とする。(3回以上の既更新者は70単位以上)

今回の更新は「制度施行細則(2024年8月1日改定)」に基づきます。

更新対象者

2025年の更新対象者は、臨床遺伝専門医の認定期間が【~2026年3月31日まで】の方です。
対象の方には、7月ごろに事務局から更新申請の案内メールをお送りさせていただきます。

  • COVID-19のために2020年度には更新作業を行わなかった影響で認定期間が1年延長しておりますので、ご留意ください。
    延長の際に、対象の専門医の先生方へ認定期限延長シールを送付しておりますので、ご自身の認定証に延長シールが貼付されている筈です。
  • 延長シールの貼付忘れの場合は認定証に記載されている認定有効期限が「2025年3月31日まで」の方が今回の更新対象者です。

 
ご自身の認定期間を確認する方法

  1. 日本人類遺伝学会(または日本遺伝カウンセリング学会)のマイページから、臨床遺伝専門医の認定期間が確認可能です。マイページよりログインいただき、ご自身の認定期間をご確認くださいませ。

    日本人類遺伝学会マイページはこちらから
    日本遺伝カウンセリング学会マイページはこちらから

  2. マイページからご自身の認定期間が確認できない場合は、事務局宛(maf-jshg-info@mynavi.jp)にお問い合わせください。

指導医の更新

指導医の更新は専門医の更新と同時に行います。指導医の資格をお持ちの先生は、専門医の更新申請書類と一緒に、必ず下記を御準備くださいませ。

[様式5-4] 臨床遺伝指導医の認定更新

※ご提出が無い場合、指導医の資格更新ができませんこと、予めご了承くださいませ。

学術集会

2025年度の日本人類遺伝学会第70回大会は2025年12月17日~20日に行われます。

専門医資格更新のための単位として「活動実績は、認定日から認定最終年度の11月末日までに経験したものとする。」があるために、2025年度の日本人類遺伝学会は単位として認められません。

ご注意いただきますようお願いいたします。

単位

5年間に取得すべき総単位数100単位について

通常更新者の場合

100単位のうち、下記①、②は必須です。

①日本人類遺伝学会または日本遺伝カウンセリング学会の学術集会への計3回以上の参加(1回参加で10単位のため、学術集会参加による単位が最低30単位必要です)

※2023年の日本人類遺伝学会第68回大会は、Human Genetics Asia 2023 合同開催のため、参加単位は「20単位」ですが、参加回数としては「1回」です。第68回大会に参加して、20単位を取得したからといって、「2回」の参加にはなりません。

② 適切な遺伝医療の実践30単位(下記2点の様式をご提出いただくことで30単位とします)

[様式5-3-4] 適切な遺伝医療の実践 15症例の要約リスト
[様式5-3-5] 3症例の詳記

①+②で60単位となります。
残り40単位は追加の学術集会参加証明やセミナー参加証明等で満たしてください。

4回目の更新を迎える方(3回以上の既更新者)の場合

5年間に取得すべき総単位数は100単位ではなく、70単位です。

  • 適切な遺伝医療の実践30単位は不要です。つまり、下記2点の様式はご提出不要です。ご提出しないようにお願いいたします。
    [様式5-3-4] 適切な遺伝医療の実践 15症例の要約リスト
    [様式5-3-5] 3症例の詳記
  • 適切な遺伝医療の実践30単位が不要のため、5年間に取得すべき総単位数は100単位ではなく、70単位以上です。70単位のうち、下記①は必須です。

    ① 日本人類遺伝学会または日本遺伝カウンセリング学会の学術集会への計3回以上の参加(1回参加で10単位のため、最低30単位が必要です)

    ※2023年の日本人類遺伝学会第68回大会は、Human Genetics Asia 2023 合同開催のため、参加単位は「20単位」ですが、参加回数としては「1回」です。第68回大会に参加して、20単位を取得したからといって、「2回」の参加にはなりません。

    70単位のうち、残り40単位は追加の学術集会参加証明やセミナー参加証明等で満たしてください。

残り40単位について

単位取得の対象となる学術集会参加と発表、専門誌への論文掲載、教育活動への貢献および遺伝カウンセリングの実践については下記リストをご参照くださいませ。
細則第9条(4)もご参照ください。
https://www.jbmg.jp/wp-content/uploads/2024/08/saisoku_20240801.pdf