臨床遺伝専門医制度委員会が推奨する学習コンテンツを以下に紹介します。
臨床遺伝専門医をめざす医師向け
臨床遺伝専門医テキスト
臨床遺伝専門医制度委員会が監修したテキストで「臨床遺伝専門医行動目標」に基づいた内容になっています。臨床遺伝専門医テキストシリーズは「臨床遺伝学総論」「生殖・周産期領域」「小児領域」「成人領域」「腫瘍領域」の5冊からなります。診断と治療社から出版されており、下記から購入できます。
遺伝医学セミナー
遺伝医学セミナーは、臨床遺伝専門医の取得を目指す医師を対象とし、日本人類遺伝学会が専門医取得のための単位を付与する研修会です。
1991年に遺伝医学を学ぶために日本人類遺伝学会のセミナーとして始まり、毎年多くの方にご参加いただいております。
当初は、臨床遺伝専門医の取得および更新のための単位を付与していましたが、現在はアドミッション・ポリシーおよびディプロマ・ポリシーを明確化し、専門医取得のためのセミナーとなっています。本セミナーは3年間で1クールとなっており、「臨床遺伝専門医行動目標」を網羅するカリキュラムを組んでいます。
第33回以降（2023年以降）は現地開催ではなく全てオンデマンド配信で行われています。
遺伝カウンセリングロールプレイ研修会（GCRP研修会）
臨床遺伝専門医取得を目指す医師を対象として夏と冬の年2回開催しています。1回あたり２領域の遺伝カウンセリングロールプレイを行います。
具体的な日程等は、日本遺伝カウンセリング学会サイト“新着情報”をご確認ください。
＊“ロールプレイ６回”が必要な場合には、GCRP参加は３回です（１回のGCRPで２回のRPを行います）
WebCast:日本人類遺伝学会ホームページ内
日本人類遺伝学会ホームページ内のWebCastでは、ヒト遺伝学の臨床、研究、教育に有用な動画、スライド、素材など多彩なコンテンツが利用できます。
動画コンテンツは「日本人類遺伝学会員」のみが閲覧可能です。
臨床遺伝専門医・臨床遺伝認定登録医向け
遺伝カウンセリング研修会
臨床遺伝専門医または認定遺伝カウンセラーの有資格者を対象とし、臨床遺伝基本4領域の知識、技術、態度のアップデートを目的とした日本遺伝カウンセリング学会の研修会です。1日で２領域を学ぶことができます（2年1クールで4領域を学べる方式です）。具体的な日程等は、日本遺伝カウンセリング学会サイト“新着情報”をご確認ください。
＊2024年度までは土日連続２日間で４領域（計10単位）の遺伝カウンセリングロールプレイを実施していましたが、2025年度より年1回1日（２領域5単位）となります。
遺伝カウンセリングアドバンストセミナー
臨床遺伝専門医または認定遺伝カウンセラーの有資格者を対象とした日本遺伝カウンセリング学会のセミナーです。近い将来を見据えて、遺伝専門職が関わり得る課題について深く学ぶ機会として、全領域の遺伝専門職にとって有用な話題の提供に加え、遺伝カウンセリングロールプレイ（RP）を実施しています（10単位：講義およびRPを修了した場合）。具体的な日程等は、日本遺伝カウンセリング学会サイト“新着情報”をご確認ください。
学術集会でのセミナー
年１回開催される日本人類遺伝学会学術集会や日本遺伝カウンセリング学会学術集会では、臨床遺伝専門医取得後の医師の知識のアップデートを目的としたセミナーを行っています。詳細は大会プログラムをご確認ください。
e-learningコンテンツ
臨床遺伝専門医の生涯学習を目的としたe-learningコンテンツを準備中です。
e-learningを視聴し、問題に回答した方に単位を発行する予定です。
医学科学部生・初学者向け
コアカリ準拠「臨床遺伝学テキストノート」
平成28年度改定医学教育モデルコアカリキュラムから臨床遺伝学が導入され、令和４年度改訂医学教育モデルコアカリキュラムでも踏襲されております。
令和6年開始の医学部のカリキュラムからは、全医学部で臨床遺伝医学が導入されています。現行の医学教育モデルコアカリキュラムに準拠した教科書として診断と治療社から出版されており、以下から購入できます。