臨床遺伝専門医資格更新 Clinical geneticist

はじめに

専門医の認定期間は5年間です。専門医の資格取得後も5年毎に資格更新をしなければなりません。資格更新には研修記録簿の提出が義務付けられています。提出前にコピーの保存をお願いします。

更新要件

次の各号に定めるすべての資格条件を具えているもの

  1. 一般社団法人日本専門医機構が定める基本領域(19領域)の専門医資格を保持していること。
  2. 更新の申請時において4年以上引き続き臨床遺伝専門医であること。
  3. 5年間に取得すべき総単位数は100単位以上とする。
  4. そのうち、①、②は必須単位とします。

① 日本人類遺伝学会または日本遺伝カウンセリング学会の学術集会への計3回以上の参加(30単位以上)の合計60単位
② 適切な遺伝医療の実践30単位(3回以上の既更新者は免除)

※暫定制度利用の合格者で、追加条件対象者の方へ

上記に加え以下を追加必須条件とします。(以下③④については、細則第9条に規定されている研修会です)

③ 以下の研修会に参加し研修単位を20単位以上取得すること(全体の必要単位数に変更はありません)
④ 以下研修会におけるロールプレイ実習に合計6回以上参加すること。
※参加証明書として、受講証、シール等の提出が必要です。(コピー可)

単位取得の対象となる学会参加と発表、専門誌への論文掲載、教育活動への貢献および遺伝カウンセリングの実践については原則として、細則第9条に定めるもののとおりとする。

更新申請について

申請方法

  1. 専門医制度制度維持費(42,000円)は、更新審査後にコロナで認定期間を1年延長した分も併せてご請求します。
  2. 送付先:データでご提出の場合は、事務局宛にメール添付でご送付ください。

その際は「更新書類提出 専門医番号○○○ 氏名」の件名でお願いします。
紙媒体の場合は、下記の住所までご郵送ください。
直接の申請書のお持ち込みはご遠慮ください。

申請情報

〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル

株式会社毎日学術フォーラム内

臨床遺伝専門医制度委員会 委員長 宛

申請期間

2023年8月1日(月)から11月30日(水)【事務局必着】
※申請期間を過ぎて提出された申請書類は受理できません。

提出書類

以下リンクよりダウンロードしてください。
紙媒体で提出の場合は、署名欄を除き、すべてプリンターで印字してください。

  1. 臨床遺伝専門医・指導医 研修記録簿表紙 提出書類チェックシート(Excel)
  2. [様式5-1] 臨床遺伝専門医・指導医 更新申請書(Word)
  3. 通常更新者用 または、 暫定制度利用合格者追加要件対象者用
    通常更新者用 [様式5-2] 研修記録集計表、[様式5-3-1] 研修会出席記録、[様式5-3-2] 業績発表記録(講演)、[様式5-3-3] 業績発表記録(論文)(Excel)
    追加要件対象者用 [様式5-2] 研修記録集計表、[様式5-3-1] 研修会出席記録、[様式5-3-2] 業績発表記録(講演)、[様式5-3-3] 業績発表記録(論文)(Excel)
    臨床遺伝専門医資格更新 研修記録集計表 記入例(PDF)
  4. [様式5-3-4] 適切な遺伝医療の実践 15症例の要約リスト(Word)症例リスト 記入例(PDF)
  5. [様式5-3-5] 3症例の詳記(Word)症例詳記 記入例(PDF)
  6. [様式5-3-6] 遺伝カウンセリングの実践(Word)
  7. [様式5-4] 臨床遺伝指導医の認定更新(Word) ※該当者のみ

書類審査結果

2023年3月中に申請者あて郵送にて通知します。

更新手続きをされる方へ

2022年に専門医の更新手続きをされる方へ

専門医は資格取得後、5年毎に資格更新をしなければなりませんが、COVID-19の影響で2020年度は更新手続きを行わず、全専門医の認定期間を延長しました。今回の資格更新対象者は、認定期間が2023年3月31日までの方です。なお指導医の更新は専門医の更新と同時に行います。(臨床遺伝専門医制度規則第9条・第17条)

  • 2022年の日本人類遺伝学会第67回大会は12月14日~17日の会期です。更新申請受付期間外の開催のため、出席単位を加算できません。
  • 今回の更新は「制度施行細則(2021年10月11日改定)」に基づきます。9月1日に細則は改定・HPに掲載されますが、更新は8月末まで掲載される旧細則に準拠します。

2020年以降に専門医の更新手続きをされる方へ

現在の専門医全員の認定期間を1年延長し、今後の更新手続きはそれぞれ1年繰り延べとなります。COVID-19の感染拡大による影響で学会開催の延期、また遺伝カウンセリング陪席の困難など書類準備に支障が出ているためです。今後、認定期間を延長した認定の証明を順次お送りします。なお2020年専門医認定試験合格者の認定期間は従来通り5年とします。